タイムカプセル検討会について

 平成13年9月12日に埋めたタイムカプセル(「12年後の自分へ、ラブレター」のテーマで、当時の全校生徒職員が自分にあてた手紙を収納)の掘り上げ(7月5日)と開封式(8月9日)を、創立100周年記念事業の一つとして計画しました。
 ところが7月5日の掘り上げ作業の結果、大量の地下水によりカプセル内の手紙の劣化、破損が甚だしいことが判明しました。そのため、当初8月9日に予定していた開封式にかえて、今後の対応について検討する場を持ちました。
 なお、検討会の案内は平成13年度当初の生徒会役員、当時在籍の54〜56期生クラス幹事、学年主任、クラス担任等に送付しました。
  
 
○タイムカプセル検討会  8月9日(金) 14:00〜15:00  本校会議室
                  出席者2名(当時の職員1名、生徒1名)、本校校長以下職員
 
1.状況説明
 7月5日に掘り出したが、カプセルから水が漏れだしたため、急遽、中の状況を確認したところ、カプセル内に地下水が入り込んでいた。その水も写真が水に溶けたためか、硫黄臭がする状態であった。手紙は各クラス毎にネットの袋に入れてあったが、出すと非常にもろく、あて名の判別は難しく写真画像の多くは消えていた。
  手紙は校内に移し、除湿器をかけ3週間ほど乾燥させた。乾燥して固まっており、個々に発送できる状態ではない。

2.手紙の状況確認
  出席者に現物を見てもらいました。*ページ最後に写真を掲載しています

3.FAX等で寄せられた16名の御意見の紹介
 ・学校に一任(3名)
 ・手紙を発送する、その他(5名)
 ・手紙の発送は行わない(8名)
 
 
4.今後の対応についての意見交換
 ・発送は難しいので、発送せず何らかの形でお知らせするのがよいのではないか。
 ・手紙を一つずつはがすのは、ピンセットを使っても難しいであろう。タイムカプセルへの意見 
  としていただいた「手紙は送付せず、今回通知した方々には検討結果を連絡し、他にHPで
  周知」するというのがよいのではないか。
 ・処分は簡単にはできないと思う。タイムカプセルに入れ直し、3階コモンスペ−スの沿革展示
  コーナーに、標柱と共に展示してはどうか。
 ・7月15日付のさきがけ新聞で「内部が水浸しに」の記事を見た時は、処分するのがよいと思
  っていたが、実際に目にしたら熱い思いが込み上げてきた。コモンスペースへの展示に賛同
  する。
  

  以上のことから、手紙の今後の対応として以下のようにすることにしました。

 ・出席者全員が、現物を確認したところ、発送は難しいという意見で一致したことから、手紙の 
  発送は行わない。
 
 ・手紙の処分はせず、タイムカプセルに入れ直し、3階コモンスペースの沿革展示コーナーに、
  標柱と共に展示する。
 
 ・検討会の結果を案内を出した方々に連絡する。また、HPにも検討結果を掲載して周知を図
  る。
 

 



 Copyright(C) YOKOTEJOHNAN HIGH SCHOOL All Rights Reserved.